チューンナップ方法

基本的に滑走面をけずる事は自分では無理なのでお近くのチューンショップ
に出すか、メーカーに出してチューンしてもらって下さい。ここではご自宅で出来る
チューン(エッジ研磨、WAX)を紹介いたします。

       チューニング手順

1. 板を良く見る
* 修理必要な箇所がないか確認する。(エッジ曲がり、ソール剥離など)
* バインディングを外す。

2. 残ったWAX、汚れを落とす
*汚れの酷い時は、リムーバーで汚れを落とす。

3. ダリングする
*ダリングは、有効エッジより少し先から、ソールエッジ側から15°位
*ファイルを使う時は、出来るだけゆっくり丁寧に!ファイル焼きが出来る
※ ノーズ、テールの使わないエッジは、角を取り丸める。
4. 焼きを取る
*ファイルでは取れないので、砥石、ダイアモンドブレイドで取る
*頑固な焼きは、タングステンカーバイトファイルなら取れる

5.ベースエッジを研ぐ
   注 ソールがフラットでない板では意味がない!
   注 初めての板は、研ぐが角度を付けた板は、殆ど研がない磨く位
   注 レーサー仕様では少しずつビベリングの角度を付けてチューニングする
*ベースエッジは、角度を余り付けない選手が多い
① 波目ファイルで、粗削りする
* 面が出ているか確認するのにマジックで色を付けて研ぐと分かりやすい
② 単目ファイルで仕上げる

ベースエッジ目的別参考例
カテゴリー    角度       ノーズ      ベース       テール
SS・       1.0~2.0°   15~20cm   0.5~1.5°   10~20cm
DH・SG・    1.0~1.5°   15~20cm   0.0~0.5°   5~10cm
GS・SX・    0.5~1.0°   5~10cm    0.0~0.5°   0~5cm
HP・       0.5~1.5°   5~10cm    0.0~1.0°   5~10cm
TC・       0.0~1.5°   5~10cm    0.0~0.5°   0~10cm
SL・       0.0~0.5°   5~10cm    0.0~0.5°   0~5cm

注 結局、自分の乗り方攻め方によって合うのが答えに成る 参考程度に!

6. サイドエッジを研ぐ
 注 サイドボードを削る
*焼きを取る   注 焼きは、ファイルでは取れない、ファイルが負ける
*サイドエッジは、鋭角から鈍角の方がチューニングしやすい。
① 波目ファイルで粗削りする
②単目ファイルで仕上げる

7.バリを取る
① ラバーファインか、サンドペーパー、300#~800# ベースエッジから
*基本320# DHやSGでは、600#,800#になる
   
サイドエッジ目的別参考例
  カテゴリー         角度
SS・TC・HP・      87°~89°
DH・SG・GS・SX・   86°~88°
SL・            85°~88°

8. 更に条件に合わす、又は、磨きをかける
① アルカンサス、セラミック、で仕上げる
*鏡面仕上げの様なものです徹底的に
*アイスバーンでは、鏡面仕上げは、好くない事が多い。

  ワクシング手順 
9. 板を掃除する
① スチールブラシ又は、ブロンズブラシで、汚れ、古いWAXを落とす
* スチールやブロンズのブラシは、方向が有る自分のブラシも方向を決めた方が良い

10.ベースWAXをかける   (ベース用WET)
① WAXは、アイロンが直接当たらない様に多めに使う
* ペーパーは、使わない
② 固まる前にスクレーピングする
* スクレーパーは、常にエッジを立てておく
* スクレーピングは、ゴシゴシやらないざっと取る
* 2回目は、常温で冷めるまで置いておく
③ 板が、冷めたらWAXをスクレーピングする
④ ブロンズブラシで、WAXを落とす
* 力より数をこなす様にWAXを残さない

11. 滑走WAXを掛ける (ベース用MID)
① 使うときの雪質、気温、雪温、湿度、標高、風向き、風力、時間による立ち木等による日陰、カテゴリー、滑走距離、斜度、一番伸ばしたいポイント、を調べてそれに合うWAXを選ぶ
* 雪を握って玉が出来ない様なら、湿度50%以下、日本の雪では、北海道や東北のハイシーズンの時位 
* 痛いほど寒い時は、WAXは効かない物だと思って良い
* 大会で自分が何本滑るか? SX,DH,SG,では、アイスが多いと決勝迄持たないことを考えて固めのWAXを入れることを勧める
* インスペまでは、剥さなくても良いが、WAX粕は、ゲレンデに残さない様にして下ださい
* 常設のパークやSXコースでは、バーンが硬く持ちが悪くなる
② WAXをアイロンで掛ける
* アイロンは、ゆっくり丁寧に同じスピードで掛ける
 注 板に近づき脇に力を入れて固定し、足を使って体全体で掛ける
* 回数より時間を掛けて、順序良く出来るだけ均一に 約20分位で2.3往復する
* 固形WAXは、液体状になって初めて板に入り始める
③ 常温で、冷ます  長くWAXを塗りっぱなしでも良い
* 保存するならこの状態で袋に入れて置くのが良い
* 大会の公開やインスペ迄は、剥さなくても良い
* トレーニングやフリーで滑るなら、ぬりっぱなしでも良いが、ライダーは公言するのは、ダメです。
④ スクレーパーでWAXを剥す
* スクレーパーのエッジを立てておく、ファイルで、研ぐ
* ソールをスクレーピングで押し付けない、出来るだけソールに当らない様にする
⑤ ブラッシングする
* 基本WAXを残さない様にブロンズを掛ける
* 寒い時やアイスの時は、馬毛でうっすら残したりする
* シャバ雪では、ナイロンでも良い
⑥ 雪面に置き擦る テストする
* 出来れば、公開やコース脇の似た条件で軽くテストする
* 板が雪温以下の温度にして置く  雪に埋めて置く
* スタート前にソールやエッジに氷付きや雪付が無いか確認する

12. パウダーWAXを塗る
* WAXを振り掛けてコルク、フエルトで擦る
* 馬毛で、サッと取る位
* ここまで全ての工程をやって大会仕様になる

日頃からのチューニングが、より良いチューニングになる
スキー、スノーボードは、道具を使うスポーツです、道具を大事に使いましょう。

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